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心の中


マックシステム (2013.07.09 09:00) | 代表コラム|

 
 
 弊社も参加している企業セミナーを主催している企業だが、

親会社は監査法人の言わずと知れた大手であり監査業務以外の

コンサル業務も大きな売上/収益に繋がっている。

担当の営業は顧客専門の限られた会員限定のセミナー情報や

事業の悩みなどを聞いてくれるのだが、

逆に色々と聞いてきて、知恵や知識の足しにしている様で、

その勤勉さには頭が下がる。

何故勤勉なのかの目的を聞いて見たが、

会社を興そうとか、出世したいとかが目的ではなく、

色んな方々の経験と考えを学びたいとの事で、明確な目的はない。

そんな中、昨日は唐突に心の構造が知りたいと会社に寄ってくれた。

もちろん、夕刻の業務が終わった時間だが、

兎に角勤勉なので説明していても関心する。

今回は、先日営業担当者に話した「心の構造」の話をしたい。

 

 心の構造などと言ったらおこがましいが、

物や体の一部ではないのだから、

目に見えるものではない。

正しいかどうかは、はっきり言って分からないが、

私自身が納得出来た書籍から一部流用し解説したい。

 

 心の構造は、中心に「真我」と言われる魂があり、

その周りに色々な層が纏わり、

言わば、少々不謹慎だが、バームクーヘンの様な

構造になっていると想像してもらいたい。

真我=魂には、肉体が無い為、大変に美しい物だと言われる。

「真・善・美」いわゆる、真(まこと)であり、

善き事であり、美であり、崇高なもの、理性とも言う。

これは、一部の崇高と言われる方々だけではなく、

生まれながらに誰でも持ち合わせている。

肉体がないのだから、守らなくて良いし、

食べる必要も、住む必要もないのだから、

そこに悪い部分は存在しない。

この真我を中心に、次の層には「本能:欲」が重なり、

また次の層には「感情」が一番最後の層には

「感性:知性」が重なり、心の構造となる。

 
簡単にまとめると!

「心の構造:①を中心にして」
①真我(理性) 
②本能(欲)
③感情
④感性(知性)
 
①の真我は、誰でも持ち合わせている「真・善・美」、

②~③の部分が俗に言う「性格」と言われている部分である。

肉体があれば、それを維持したり、守ったり、

休ませたりと色々な事を

して行かなければ、生命を維持出来ない。

その為に「欲」が必要であり、

その欲をコントロールするのが「感情」である。

④の感性は、感じる力だが、これは環境によって大きく左右される。

勤勉な人が近くにいて影響されれば、勤勉になるだろうし、

裕福な家庭に生まれ何も考えなくても生きて行けるのであれば、

何も考えない人間になるだろうし、

近年の日本を見た時に感じる道徳感の欠如も、

物質に恵まれた日本の豊かな環境が災いとなっていると言える。

この心の構造は、外側が変えやすく、

内側に進むほどに変えずらい構造になっている。

よく性格は変わらないと言われるが、

確かに性格が反転した人間を見た事がない。
(心の病などに侵されたら、別なのだが)

知性は勉強したり、読書である程度身に付けられるが、

性格を変える事は容易ではない。

また人に感動を与えるのは、知性では出来ない事も確かで、

感動を与える事が出来るのは感情でしかない。

では、性格は変えられないのか?

私の答えは、変えられるである。

繰り返し繰り返し行ったり、

何度も何度も心の奥底に透徹する程の思い(行い)で変えられる。

トラウマが正にそうで、たった一回の出来毎が心の奥底に入り込む事で、

変わるのである。

しかし、容易いものではなく、そう簡単に出来るものではない。

私も同じ失敗を何度も繰り返してきているが、

真に反省したならば、二度、三度と繰り返さなかったと考える。

 

 今回は何か説教じみた話になったが、

自身の人生に照らし合わせて考えたら、

思い当たる節があるのではなかろうか?

 

中村