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川越とわたくし


マックシステム (2013.11.28 09:00) | メンバーの戯言|

 

ごぶさたでした!ITソリューション部の、川越を愛する川越在住M(♂)です。
今日は私と川越との出会いについて書いてみようと思います。

 今を去る◯十年前、まだ(本当に)若くて自転車を趣味にしていたM(♂)は、
当時住んでいた東京の外れ高島平から昔から舟の交通が盛んだった新河岸川を
埼玉県方面に自転車で遡ろうと思いたち、ある秋の晴れた日曜日に出発したのでした。

 途中、川に面した神社の鳥居を発見し、舟運文化に思いを馳せつつも、
自転車が趣味のわりには方向音痴なM(♂)はいつしか川から離れ、
田んぼのあぜ道に迷い込んだり知らない町に入り込んだりしたあげく、
大きな寺に出会ったのでした。

 今にして思えば、それは川越の名刹、喜多院でした。
なんだか落ち着いた雰囲気のいい街だなと思いながらその日は夕暮れのためそこで引き返し、
この街のことはしばらく忘れてしまっていました。

↓これは現在の写真ですが、当時のままです。
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↓こちらは星野山中院というお寺。今の時期は紅葉がきれいです。
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 それから十数年の時が流れ、(今よりは)若くて自転車のかわりに引越しが趣味になっていたM(♂)は、
新たな住みかを求めて武蔵野の地を東武東上線で西北へと向かっておりました。

 お目当てはふじみ野という駅です。ふじみ野って、名前がいいですよね。
関東地方というのは、他の地方の人が想像するよりも多分十倍くらい、
あちこちから富士山を見ることができて、それはまた別の機会に書いてみたいのですが、
それはともかく、降り立った当時のふじみ野は、畠のなかに駅がぽつんとあり、
駅にスーパーがひとつついているだけの、本当に田舎の駅でした。

↓現在のふじみ野駅周辺。こんなにぎやかな場所になろうとは…
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 秋田の田舎生まれのわりにか、あるいはそのためにか、少しは街の賑わいがあって欲しいM(♂)は、
恐れをなしてふたたび電車へと乗り込み、 ふと路線図を見て目についたのが川越という街でした。
 そこで思い出したのが、煙のたなびいた大きな寺のある、あの街の風景でした。
本当に煙がたなびいていたのかは不明ですが、長い年月の間にイメージの中で
たなびいてしまったのかもしれません。

 M(♂)は、今度は自転車ではなく電車で川越の地へと降り立ったのでした。

↓初めて見た川越の駅前。写真は現在のものですが、当時からあまり変わっていません。
右手の大きくて妙なモニュメントを見るたびにダース・ベイダーを思い出します。
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 そこで意外と大きくて栄えている街を見て満足したM(♂)は、その日のうちに不動産屋を訪ね、
2DK五万五千円のアパートを新たな住みかとしたのでした。
そのアパートがたまたま富士見町という土地に建っていたのは不思議な偶然というべきでしょうか・・・。

 次回は川越という場所について書いてみようと思います。