『旅の記録~ボリビア後編~』
お久しぶりです!!企画・営業部のタバタです。
現在、世界一周中の記録に関してブログに連載させていただいています♪
前回は3ヶ国目、ボリビアの前編について書かせていただきましたので、今回は、後編を書き ます!
後編は、この旅で最も行きたいと思っていた場所の1つ、『ウユニ塩湖』についてです!
ウユニ塩湖はご存知でしょうか??
最近では、メディア等でも特集されることも多く、日本人に人気の観光地でもあります。
ウユニ塩湖は、ボリビア西部にある広大な塩の大地です。
雨季(11月後半~3月ごろ)には、表面に数cmから50cmの水が溜まり、太陽の光に反響して鏡の
ような美しい姿に変化します。その壮大で神秘的な風景は「天空の鏡」と比喩されるほどです !
私たちは、この鏡状になった塩湖を見たかったので、勿論雨季を狙ってウユニへ行きました。
しかし、美しい景色を見るのは、一筋縄では行かないということを思い知らされることに・・ ・。
滞在していたビシャソンという町からウユニの町までは、列車で8時間。ボリビアにはほとん ど列車がないので、貴重な経験になると思い列車移動を希望していたのですが、いざ駅に着い てみると誰もいません・・。
たまたま通りかかった警察に話を聞いてみたら、どうやら雨季で土砂崩れがあり、電車は動か ないとのこと。
私:「いつ復旧しますか?」地元警察:「うーん、一週間くらい?しらないけど。」
お、おう。一週間って待てません!
ってことで、気を取り直してバス移動に計画変更。
バスでもおおよそ8時間の移動です。
↑バス汚い。。。
問題なくチケットをゲットし、バスに乗り込むことが出来ました!
ただ、バスはとても狭く、古いバスなので椅子も固い、異臭あり。
「8時間の辛抱だ。ウユニ塩湖の為!」と、乗ること7時間。
バスがぴたりと停車。
始めは休憩?かと思っていたのですが、2時間待っても動きません。
ザワツク乗客たち(スペイン語なので何を話しているのかさっぱり分かりません。)
「腰痛い(泣)」と心が折れ始めていたところに、衝撃の事実が。
乗客の一人が英語で通訳してくれました。
客:「雨で道に川が出来てしまった。先に進めない
から、今日はバスで一泊して明日水嵩が引いたら出発するよ。」
↑見事に川が出来てます・・・。
えっ!!一泊?ここで?今でも腰が痛くて泣きそうなのに?
と思いますが、自然には逆らえません。夜は気温が下がり、とても寒いですが、燃料維持の為
バスは暖房がかけられません。皆の体温で温めあいながら、ほぼ寝ないまま朝を迎えます。
朝8時くらいでしょうか、エンジンがかかりました!
そして、進んでいきます!川の中へ!!(って全然水引いてない!)
大きく揺れる車体。不安がる私たちをよそに、バスは無事向こう岸へ到着しました!!
「やったー!!」乗客が一体となり歓声を上げます。
あとは、ウユニの街を目指すのみ!!
が、ここからが更なる悲劇の始まりでした。
30分後。
止まりました。再び川出現です(泣)この川は、さきほどの川より大きく、深く、流れの速い
川でした・・・
↑濁流です。大きいです。
どうなるの?
停車すること5時間。またバスは出発する気配がありません。まさか、このまま車中泊?と不安
がよぎります。
と、そこにバス会社からまさかの判断が・・・・・。
どうやら、この川を自力で渡るか、このバスで元の町まで戻るかの二択になるようです。
自力で渡った場合には、向こう岸に同じバス会社のウユニの町から戻ってきたバスがこちらに
向かうのでそのバスがウユニへ運んでくれるそうです。
結果、川を自力で渡ることに。
皆、その場で水着に着替えて(男女関係ありません。)頭にバックパック(20㎏位あります )を載せ、靴を履いたまま渡ります。
↑皆で川渡りました(泣)
なんと私の腰位置まで水嵩があります。
泥水なので、下がぬかるんでおり。転倒者も続出。
凄い、スローペースでどうにか渡り切りました!!!やったー!
びしょびしょ泥だらけのまま待機していたバスに乗り、早くウユニへ連れて行って!!と叫び
ました。疲労感に襲われ、つかの間の休息と仮眠して10分。
バス止まりました。
そう、川出現。
ということは、完全にここは離島状態です。
行く手も帰り道も塞がれています。最悪だ。
ここでのバス会社の判断が、「自力で川を渡って、自力でウユニの町まで行ってくれ。
あと12Kmくらいだからさっ。」
というもの。
えっ。
びしょびしょの体で、泥で履物にならない靴で、20㎏のバックパックを背負って、12km歩く
の?もう日が落ち始めてるよ?
さすが、異国の地!!!!
しかし、もう手段がありません。
再び、川を渡ります。
そして、Tシャツを羽織、歩き始めます。くたくたすぎで、寒すぎて、12kmも歩けない。。。
ウユニ塩湖へ行く選択自体も後悔し始める始末。どうなるの(泣)
そこに朗報!なんと、さらに先にある川を渡れば、トラックが止まっていて、ヒッチハイクが
出来るらしい。
でも、もう一度川を渡らなければいけません。
三度目の川。渡りました。
そして、ヒッチハイクで、トラックの荷台に乗せてもらい。
そんなこんなで、どうにかこうにか、ウユニの町へ行けました。
で、肝心のウユニ塩湖はどうだったかというと、、
最高です!!!
自分達が浮いてるみたいです!
感動、感涙です!
やはり、行ってよかった。
うん、うん。
長文、お付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は、『旅の記録~チリ編~』です!
では、また次回~。