鳳凰三山(後篇)
ITソリューション部の鈴木です。
前回掲載した鳳凰三山の続編
二日目です。
前日は鳳凰小屋にてテント泊だったので
山頂の地蔵岳まで目と鼻の先。
前日、足を痛めてしまったので、ちょっと遅めの6時頃出発したんだけど
ダイジョブみたい、むしろ調子は良し。
先行者をぐんぐん追い抜いて行きます。
オラオラ、どけどけ、道を開けろ!!!
(ウソ、そんなこと言ってないよ。)
地蔵岳に到着。
写真は山頂のオベリスク。
古代エジプトのオベリスクに似てるんで、
そう呼ばれているらしい。
こちらは遠方から撮った写真。
ちなみに地蔵岳のオベリスクは人工物ではありません。
よくこんなもんが自然にできたな~。
オベリスクの頂上付近まで行ったのですが、
掛けてあるザイルがヤバそうだったので登頂は断念しました。
クラックを伝っていけば登れそうだけど、
降りられなかったらかっこ悪いからね・・・。
さて、次に目指すは観音ヶ岳です。
ここからはずっと稜線伝いで登っていきます。
西側に視線を移すと、北岳が見えます。
富士山に次いで日本で二番目に高い山です。
前の年のお盆休みに友人のT田くんと登ったんだよ。
まだだいぶ雪が残っているな~。
山頂付近は巨岩ゴロゴロ。
ちょっと登ってみたい気もするけど、
先はまだ長いからね、やめておこう。
さて、当初の予定では稜線を直進し、
夜叉人峠からバスに乗って甲府まで帰るはずでした。
ところが、途中の山小屋で出会った人の話によると
バスが欠航になったらしい(理由は忘れた)。
そこで、急遽ルートを変更し、山道を通って韮崎駅まで下山することにしました。
が、この選択が失敗!?。最初あったトレースは途中から消え、斜面もかなり急。
道を間違えながら、行きつ戻りつ、ピッケルを斜面に突き刺しながら下降していきました。
いつもお飾り程度にしか思ってなかったピッケルがこの時ほど役にたったことはなかった。
あたりをキョロキョロしながら歩いてたら、足ズボ。
雪の下1mくらい空洞です。落とし穴みたい。
しばらく行くと雪はだいぶ減ってきた。
けれども、斜面はさらに急に、倒木や岩も多く道はかなり荒れてる。
なんかこのルートやベー!!!
こちらは、先ほどの地点を反対側斜面から撮った写真。
地図をよく見ると「大崩壊地」と書いてある。
南アルプスは地盤が緩いからこうゆうとこ多いんだって。
その後は、歩きやすい道が続きました。
草原みたいだけど、笹だよ。
山道、林道、一般道と歩きつないで
韮崎駅に着いたのは夜の8時過ぎ。
朝6時ごろ出発したから約14時間連続で行動したことになる。
疲れたニャ~。
でも、帰りの電車の中で飲んだビールは最高にうまかったぜ!
一年以上前の山行記録だけど、思い出しながらブログに書いていたら
なんか無性に山に行きたくなってきた。
今年の夏は貯まった有給をいっぱい消化して大遠征がしたいな!
友人のT田くんの予定次第だけど・・・。
おしまい。