香りと日本人について
こんにちは。企画営業部のIです。
今回は、香りと日本人の関係について書きたいと思います。
◆日本人が香りに敏感な理由
日本人は、世界的に見てとても香りに敏感な民族だと言われています。それはどうしてでしょうか?
答えは、日本人の体質にあります。
日本人は、世界の様々な民族の中でも、とても体臭の薄い民族であるといえます。
(他人にわかるほどの体臭がある人は全体の10%未満)
それゆえ、ちょっとした臭いにも敏感に反応を示し、ケアしようとするのです。
◆日本人の消臭に対する意識
香りや臭いに対して敏感である日本人は、空間への演出、消臭に対する意識がとても強いです。
なので、臭いの元となる不潔なものはきれいに除去してしまいます。
これまでは、「消臭対策」=「無臭空間」にする事こそが主流で、「臭いの除去」だけがメインテーマでした。
しかし、近年において「臭いの除去」+「ほのかに芳香」が主流となっていて、消臭にプラスアルファの効果が香りに求められています。
これは、香りの文化が日本にも根付いてきた証であると私は考えます。
◆日本人の香りの好み
では、具体的にどのような香りが日本人に好まれるかというと、果物・花などの「自然本来の香り」です。
(レモン・オレンジ・グレープフルーツ・薔薇・金木犀など)
その他の香りとしては、「清潔さ」のイメージへ直結する「石鹸」の香りが人気です。
「マイルド」や「爽やか」な香りを好むと言われていますが、逆に、刺激のある香りや強い香りが苦手な方が多いようです。
香りに敏感でかすかな匂いも嗅ぎ分けられる日本人だからこそきつく感じられるのでしょう。
それでは、自分好みの香りの空間にし、心豊かな時間を楽しみましょう。