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Xamarinを試してみました


マックシステム (2016.05.23 09:00) | メンバーの戯言|

こんにちは。
ITソリューション部の恩田です。

 

先日(今年3月)、マイクロソフトがXamarin社(ザマリン)を買収し、
Visual Studioの追加機能として無料で提供されたとのニュースがありました。

XamarinとはC#でiOSとAndroidのネイティブアプリを開発できるソフトウェアです。
これまでは有料でしたが、買収により無料で利用できるようになりました!
ちなみに、Xamarin社は.NET Frameworkをlinux上で動かすことができる
Monoを開発していた方達の会社だそうです。

ということで、早速どんな感じなのか試してみました。
Macの「Xamarin Studio」でも利用できるようですが、
今回は、Windowsの「Visual Studio Community」を使ってみました。
https://www.microsoft.com/ja-jp/dev/products/community.aspx

 

まず、Xamarinをインストールする必要がありましたので、
Xamarin Installerをダウンロードし、インストールしました。
Android SDKなどをインストールします。容量が大きく意外と時間がかかりました。
※ダウンロードにはメールアドレスなどの登録が必要
https://www.xamarin.com/

 スクリーンショット 2016-04-05 0.02.18

とりあえず、Cross-Platformを選択し、そのままAndroidをデバッグ実行してみましたが、
真っ黒い画面がでただけで何も動作しませんでした…何かが違う?

スクリーンショット 2016-04-05 1.18.23

iOSに関しては、Windowsのみでは動かすことができず…
リモートログインしてねとのことです…

スクリーンショット 2016-04-05 0.57.20

それから数時間色々と試してみましたが、
想定通りの結果は得られず。今回はここで終了。

…ともかく直感で簡単に動かすことができるわけではないことがわかりました。
いろいろとお作法を学ぶ必要がありそうです。

 

実のところ、単純にWindowsFormアプリを作るような書き方でiOSやAndroidアプリが作れる!
という万能なものを想像してしまっていました。
ところが、iOSやAndroidアプリをC#で書けるというイメージの方が正しいようです。

つまり、言語はC#だけど内部のクラスやイベントなどは、AndroidやiOSのお作法が必要(特にUI周り)。
…と思っていましたが、いろいろ記事を見ているとXamarin.Formsを利用すればある程度共通化できるようですね。

 

Xamarinを利用すれば、ソース管理を共通化できたり、ライブラリなどの処理ロジックを共通化できます。
なにより、.NET Frameworkと同じ環境が利用できるということで、十分なメリットがありそうです。
今回は正常に動かすところまでもできず、あまり良い結果を得ることはできませんでしたが、
引き続き試してみようかなと思います。

ここ最近は、以前よりもXamarinについての記事が増えてきてますので、
これから始めるにはオススメです!
興味のある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。