記憶
こんばんは、中村です。
2013年も残り少なくなってきたが、
特に11月に入ってからは、寒い日が多く、
私の嫌いな冬がそこまで来ている。
夏よりは過ごし易くて良いじゃないの?と言われるが、
積み重なった記憶の中で冬の辛さを感じてきたから、
そう簡単には消えない。
(写真は全てイメージです!)
近年は、温暖化(本当なのかは不明だが)の影響なのか、
平均気温が高く、過ごし易い日も多いが、
生まれた育った土地が青森県、それも田舎の漁師街?漁師村!
太平洋側だから雪が少ないと想像されるが、
ほとんど平地がなく、前は海、後ろは山だから降雪量も多い。
子供の頃は、隣の家とトンネルを作って遊べる程、
軒下には雪があり、親に内緒で出掛ける時は、2階の窓から出這入りした。
約30、40年前は、間違いなく今より格段に寒かった。
小さい頃は、薪ストーブ、物心が頃からは石油ストーブも普及したが、
されオイルショックだ、石油は後30年で無くなるだとか、
使う事に後ろめたさを覚えた時もあった。
しかし、コタツやストーブが無ければ、死んでしまうのだから、
使わない訳にはいかない。
それより、自分で稼いでいないのだから、
購入する事の大変さなど感じる事もない。
今思えば、その頃の親の大変さが身にしみて分かる。
何で冬が嫌いかと言えば、寒いからである。
東京は寒くないじゃないかと言われるが、
格好が冬バージョンではないから、やっぱり寒い。
暖房もエアコン主体でホットカーペットや床暖があっても
石油ストーブの火力には程遠い。
寒い時は、先ずは家に入ったら、火傷しそうな程に熱いストーブで
表面を暖めるのが基本である。
あとは、長靴!
中学と高校の頃は、格好付けて革のブーツも履いたが、
雨雪(湿度の高い雪)だと水が沁みて、つま先が冷たかった。
中が毛布の様な素材の長靴に厚めの中敷が一番暖かった。
関東では、恥ずかしくて履けないけど・・・
子供は雪の子なんて言われていたけれど、
人間の子供なんだから、寒いものは寒い。
スキー場も隣町(50キロ先)にあったが、
なんで寒い場所にわざわざ行くんだと不思議に思っていた程だ。
白い雪の道路からアスファルトが徐々に目立つ様になり、
雪解け水に太陽光が反射され、道端には緑が芽吹いてくる。
そんな春が一番好きな季節。
山にはワラビやタラの芽、美味しい山菜がたくさんあり、
海は小女子漁から、やがてはイカ漁に変わり、短い夏が近づいてくる季節。
満開の桜も綺麗だし、散り際も潔い。
我慢の真冬から解放の春、稼げる夏(漁)から準備の秋。
たった18年だが、刻まれた記憶が深いから、
私の四季はいまでも同じ感覚です!
さてとそろそろ冬眠の準備に入ります。
みなさん、おやすみなさい・・・
また会う日まで!次は春なのか?
いや、社内でブログネタが無い時は、また書かせて頂きます!