ITソリューション部の江川です。
Windows XPのサポート期限が2014/4/9と迫ってきましたが
皆さま、新しいOSへの移行は終わりましたか?
以前ご紹介した我が家の林檎機も
Windows8.1にアップグレードしてみました。
噂通りスタートボタンも復活してます。
まぁ…単なるショートカット郡なんですけどね…
さて、いくら最新OSを使っていても XPでしか動かないフリーソフト等を
どうしても使いたいときがあると思います。
そんな時に便利なのが仮想環境。
Windows7ではVirtualPCベースの仮想環境が用意されていましたが
Windows8ではWindows Sever で実装されていたHyper-V が搭載され
仮想環境を実行する事ができます。
簡単にHyper-V の使用方法をご紹介したいと思います。
※なお、Hyper-V を利用するには…
●SLAT機能を持ったCPU(2,3年以内に購入したPCならほぼ問題無し)
●Windows8 Pro 又は Enterprise(通常のWindows8では使えません)
が必須となりますのでご注意下さい。
【準備】
Microsoft Windows Sysinternals から提供されている「Disk2vhd」で
Hyper-V に搭載したい 旧OS環境を丸々コピーしたvhdファイルを作成して下さい。
vhdファイルの作成方法は様々なサイトで紹介されているので
今回は割愛します。
【設定】
・コントロールパネル>プログラム>Windowsの機能の有効化または無効化 を選択
・Hyper-Vのチェックボックスを全てON>[OK]
・新たに「Hyper-V 仮想マシン接続」と「Hyper-V マネージャー」が表示
・「Hyper-V マネージャー」を実行
・Hyper-V マネージャー/”PC名”を右クリック → 新規>仮想マシン 選択
・仮想マシンの名称を入力して…
・仮想マシン内のメモリを割りあてて… (※余り大きいとメモリ不足で起動しません)
・仮想ハードディスクの接続 → [既存の仮想ハードディスクを使用する]にチェック
・用意しておいたvhdファイルを選択
以上で最低限の設定は完了です。
【起動】
・作成された仮想名を右クリック>接続
Windows7が起動しました!
同様の手順を踏めば、WindowsXPもこの通り!!
【注意点】
・残念ながらHyper-V では、仮想OS(ゲストOS)がWindows8以前の場合
USBの認識、ホストOS⇔ゲストOS間でのコピペ 等々が使えないようです。
(ホストOS:Win 8.1⇔ゲストOS:Win 8.1のみ実現可能のようです。)
・XPサポート終了後、ゲストOS:XP からのネット接続は
セキュリティホールを攻撃される可能性があるため非常に危険です。
どうしても ゲストOS:XP からネットを使いたい場合は
NAT用のネットワークアダプターを追加する必要があります。
ここら辺の設定は、またの機会にでもご紹介したいと思います。
ちょっと敷居の高い”Windows8仮想環境”ですが
一度使いだすと様々な用途が広がり、手放せなくなります。
皆様も一度チャレンジしては如何でしょうか?